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HSPが退職を考えたらやるべきことの手順書

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会社を辞めたいけど、将来が不安。
転職したって、どうせ同じ苦しみが待ってる。

こんな悩みを解決します。

この記事を読むと、こんなことがわかります。

  • 本当に退職した方がいいのか
  • 退職したあとの選択肢
  • 生きやすい未来を実現する方法
  • 退職に向けてやるべきこと

仕事が辛くて早く辞めたい気持ちはわかります。

ですが、準備なしでは辞めた後に待っているのは後悔

この記事は、退職を考えた人がやるべきことを「手順書」にしています。

手順を追っていけば、今の状況を変えるためにやるべきことがわかります。

仕事ストレスでメンタルを病み、新しい働き方にチャレンジしているHSPの私が、心を込めて解説します。

ご自身の考えをまとめるために「紙とペン」で書き出しながら、読み進めてみてください。

目次

HSPさんが、事前準備をせずに退職して後悔する理由

後悔する理由

環境を変えたらうまくいく、は半分嘘 だからです。

理由は、「HSPの気質」や「社会人としての基礎力」が会社で生きずらい原因になっていること。

その結果、転職しても同じ苦しみを繰り返してしまう。

だからこそ、
なぜ辞めたいのか、どんな働き方を選ぶのか真剣に考えなければならないんです。

この記事で一緒に考え、生きやすい環境を見つけましょう。

Step.1 退職したい原因を見つめなおす

退職したい理由を見つめなおす

本当に退職がベストな選択なのか?を考えるうえで、重要なポイントになります。

まず、下記2つのことをやってみましょう。

  1. なぜ退職したいと思っているのかを書き出す
  2. 特に影響が大きいものを色付けする

私も書き出してみました。

  • 上司からの圧力が辛い
  • 毎日怒られまくりのポンコツ
  • マルチタスクで仕事をやりきれない
  • アイデアを出すのは得意だが、まとめたり周囲と交渉するのが苦手
  • 身に余る昇格で能力が追い付かない
  • 責任やプレッシャーが辛い
  • 何のために生きているかわからない
  • 毎日疲弊し家でも元気がない
  • 子供と元気に遊べない
  • この先何十年も働いていける気がしない

私の場合、「仕事の能力が足りず上司から叱責を受け続ける毎日」が退職したい主な原因と考えられます。

続いて、退職したい原因を取り除く方法を考えます。

Step.2 退職したい原因を取り除く方法を考える

原因を取り除く

退職したい原因を取り除く方法は、下記のいずれかです。

すべての選択肢を出し切るため、おすすめしないものも挙げています。

  • 自分が成長する
  • 部署異動する
  • 休職する
  • 転職する
  • 退職してまずは休む
  • 給付金をもらいながら次の準備をする(←私のおすすめ)

上記の選択肢を書き出してください。
そして記事を読み進めながら、選ばないものを消していきましょう。

自分が成長する

仕事の能力が上がれば、それだけ働きやすくなります。

ですが、個人的にはおすすめしません。

なぜなら、成功する確率が低いからです。

私は会社でポンコツだったのですが、勤続10年以上自分を変えるために努力してきました。

ですが、10年以上たっても同じようなことを指摘される毎日。

日本には「努力すればなんでもできる」という文化がありますね。

ですが、人それぞれ能力や成長速度に差があるし、どんなに頑張ってもできないことはある、と認めてもいいと思います。

この記事を読んでいる方々も、いままで一生懸命頑張ってきたのではありませんか?

頑張り続ける呪いを自分にかけなくてもいいと、思います。

合わせて読みたい

HSPさんが、仕事ができない原因について解説している記事です。

HSPは仕事ができないのには原因があります。対策すれば生きやすい働き方ができる!

部署異動する

次のケースの人は、退職よりも適しているかもしれません。

  • 今の仕事が、たまたま合わない
  • 特別に相性が悪い人と組んでいる
  • 希望すれば部署移動できる

退職すると、転職活動も必要ですし、給料が下がる可能性も高いです。

部署移動で問題が解決できれば、生活への影響が小さく済みます。

一方で、社風が変わるわけではないので「環境の変化は小さい」というのがデメリットです。

休職する

休職して、落ち着いたところで将来のことを考える。というのもあります。

ただ休職後は、同じ会社に復帰するか、辞めて転職のどちらかを選ぶしかありません。

休職と退職どちらを選ぶべきかについて、解説した記事を載せておきます。

合わせて読みたい

私としては、休職よりも退職をおすすめしています。休職も結構つらいです。

休職か退職かどっちを選ぶべき?|経験者が解説-選択した後にやるべきことも-

転職する

一般的な選択です。

転職で期待できる変化は下記のとおり。

  • 社風が変わる(社員の雰囲気が変わる)
  • 仕事の種類が変わる
  • 働く場所が変わる

ただ、注意してほしいのは「高圧的な人はどこにでもいる」「仕事はマルチタスクであふれている」ということ。

また、転職して今よりも労働環境や収入を改善するのは、とても難しいことです。

もちろん、うまくケースもありますが、リスクのある選択となります。

退職してまずは休む

退職すると、失業手当がもらえることは知られていますね。

状況にもよりますが、給与の6割程度を3か月間もらうことができます。

とはいえ、3か月なんてあっという間です。

特にメンタルがぼろぼろの人は、3か月では次に向かう気力がわきません。

退職して給付金をもらいながら次の準備をする

私としては、この選択を一番おすすめします。

「傷病手当金」という給与の2/3を1年6か月間もらうことができる国の給付金制度を活用する方法です。

私自身は、給付金をもらう期間で心身を整え、 新しい働き方にチャレンジするための準備をしています。

関連記事

傷病手当金についてご存じのない方は、必ず読んでおいてください。

会社を辞める前に知るべき給付金の話-日本人の47%しか知らない制度-

私が考えるHSPさんにとって生きやすい働き方とは「ストレスが少ない状態でお金をそこそこ得られること」です。

どんな人と一緒に働くか・どんな近さで人と関わるのかについて、自由度の高い仕事が適していると考えます。

HSPさんにとって生きやすい働き方について、こちらの記事で詳細に解説しています。

退職したい原因を取り除ける方法がみつかったでしょうか?

もう一度、選択肢を下記に並べます。

  • 自分が成長する
  • 部署異動する
  • 休職する
  • 転職する
  • 退職してまずは休む
  • 給付金をもらいながら次の準備をする(←私はおすすめ)

うーん、どれもうまくいくか不安です。。。

100%うまくいく選択はありません。
生きやすい環境を手に入れる「確率が高い」ものを選ぶのが重要です。

消去法で残った選択肢について、自分がどれを選んだら楽しい人生を送れそうか、よく考えてみましょう。

Step.3 HSPさんが退職に踏み切れない原因を解決する

会社を辞めて次に進んだ方がいいのはわかったよ。
でもさ、辞める。。不安。。。。

選ぶべき選択肢が見えても、行動に移すのはとても難しいです。

行動に移せないのは、不安が残っているからなんです。

私の経験と、知り合いと話した情報をもとに、不安を書き出しました。

  • 決断する不安
  • 上司が怖い
  • 職場への罪悪感
  • 世間体(会社を失う)が悪い
  • 未知への不安

これら「退職を踏み切れない不安」を一つ一つ解決していきます。

決断する不安

いつだって、決断するのは不安です。

特に、HSPさんはいろいろなことを想像してしまうので、不安が大きいでしょう。

ですが、心の中では「今の職場で働き続けることは無理」だと気づいているはず。

一番危険なのは「心と体が壊れるのを待つ」ことです。

心が壊れると治るまでの期間は長いですよ。気を付けてください。

そうはいっても、なかなか決断は難しいですよね。
あなたの背中を押せる解決策を紹介します。

決断する不安 を解決する方法

解決方法を3つご紹介します。

  • 背中を押してくれる人に相談する
  • 転職先を決める
  • 心療内科に行く

一つずつ解説します。

背中を押してくれる人に相談する

重要なのは「背中を押してくれる人」に相談することです。

一生同じ会社で勤め上げるんだ!という考えの人への相談はNGです、ご注意ください。

具体的には、転職経験者や、メンタルを病んで社会復帰した人への相談が望ましいです。

最終的に判断するのは自分です。

ですが、他の人も賛成してくれている!と思うと、自信をもって進むことができます。

転職先を決める

転職先が決まっていれば、
退職の意向を伝えざるを得ません。

会社への説明も簡単になりますし、有効な手段です。

転職活動を進めるには、
転職エージェントへの登録がほぼ必須

どの転職エージェントに登録するか悩む人も多いと思いますが、結局は良い担当者と出会えるかどうかです。

そのため、3社程のエージェントを同時で利用することをお勧めします。

担当者の質、求人の多さの観点から大手を選ぶのがよいでしょう。

私の経験と知人の評判からおすすめのエージェントを載せておきます。

なお転職エージェントは、転職先の企業から紹介料をもらう仕組みになっています。

そのため、我々転職者は転職エージェントを無料で利用可能です。
※ビズリーチだけは無料会員と有料会員があります。

心療内科に行く

「医師が言うなら仕方ない」と自分を納得させることができます。

私自身も、心療内科に受診したことが、会社を離れるきっかけになりました。

医師の診断結果があれば、「傷病手当金(給与2/3を1年6か月受給)」を受け取る資格があります。
↓傷病手当金についてはこちらの記事
会社を辞める前に知るべき給付金の話-日本人の47%しか知らない制度-

ただ、心療内科と聞いて「うーん。」と思った方もいらっしゃるかと思います。

受診の目安を、経験者の視点からまとめていますので、参考にしてください。
【HSPさんへ】どこまでメンタルがやばくなったら、心療内科に行くべき?

結論を先延ばしにしてしまう気持ちもわかります。

ですが、あと何十年も働きつづけられますか?

そして、動かないとなにも変わりませんし、誰も責任を取ってくれません。

この記事が、みなさんの背中を押せることを願っています。

上司が怖い

上司との関係性が辞めたい理由の上位にあるので、当たり前かもしれません。

上司が怖い を解決する方法

解決方法は2つです。

  • 同僚を味方につける
  • 退職代行を活用する

解説していきます。

同僚を味方につける

上司を苦手にしている人は他にいませんか?

会社を辞めたいけれど言い出せない、ということを同僚に相談してみましょう。

「職場に味方がいる」ということは、心の支えになります。

退職代行を活用する

退職代行なんて嫌。
あいつ退職代行でやめたと言われたくない。

そうした気持ちもわかります。

でも大丈夫、辞めたら会社の人と連絡を取るのを一切やめましょう!

それに、会社ってさみしいものでやめてから1か月くらいすると話題にも上がらなくなるんです。

合わせて読みたい

退職代行について調査した結果を記事にしています。活用してください。

HSPは退職代行に頼ってもいい|ただしデメリットを知ってから利用しよう

職場への罪悪感

責任感の強いHSPさんに多いと思います。

自分が辞めたら、上司や同僚に迷惑がかかってしまう。

職場が少人数なので、辞めたら仕事が回らない。

職場への罪悪感 を解決する方法

解決策は2つあります。

  • 会社の仕組みを理解する
  • 同僚と一緒に辞める

解説します。

会社の仕組みを理解する

会社は、従業員に対して120%の仕事を割り振っているんです。

会社は儲けたい、だから少ない人件費でたくさん成果を上げたい。

そう気づくと、「辞めにくい」ことは当たり前に思えてきませんか?

経営者がどこまで考えているかわかりませんが、従業員の「良心」を搾取していると言えます。

あなたを、退職したいだなんて思わせた会社に気を遣う必要はありません

同僚と一緒に辞める

辞めてしまうと、一緒に働いている人への迷惑が申し訳なさすぎる。

そこまで思い詰めているということは、同僚も辞めたいと思うような職場ではないでしょうか。

一緒に辞めてしまうというのも、一つの手段です。

辞めた後の職場はどうなるんだろう?と不安になる気持ちはわかります。

ですが、それは考えすぎです。

残念ながらあなた一人が辞めたところで会社は変わりません。

良くも悪くも安心してください。

世間体が悪くなる不安

世間体は大事です。

だって、自分一人の世界ではありません。人からすごいと思われたいし、残念なやつだと思われたくない。

当然の気持ちだと思います。

世間は、目に見えるすごさ(会社のネームバリュー、年収)の他に、自分の意志でその道を選んでいるか、という2つの視点で見てきます。

目に見えるすごさ(ネームバリューなど)は減ります。

その分、「自分の意志でその道を選んでいる」を準備しておきましょう。

世間体が悪くなるという不安 を解決する方法

自分の意志でその道を選んでいる一例をお伝えします。

  • 転職先を今の自分がやりたいと思う仕事にする
  • 副業で人に誇れることを探す
  • 時間や場所に捕われない働き方をしたい
  • 家族との時間を大事にしたい
  • やりたいことをやるため資格を取りたい

より具体的な話として私のことをお話します。

私は超一流大学を出て、みんなが知っている大手企業で働いていましたが、
辞めて派遣社員+副業で生きようとしています。

これだけだとちょっと残念に見えますね。

ただし私は、もっと子供との時間を増やしたい。

奥さんの夢だった海外移住をやりたい。

いままでのキャリアを捨てて、心理学や保育にかかわる仕事がしたいから、働き方を変えたんです!

といったらどうでしょうか?

「〇〇をやりたいから」というだけで、見え方は変わりませんか?

未知への不安

会社を辞めたいというと「大丈夫?やっていけるの?」といわれるかもしれません。

新しい職場に行く、新しい働き方をすることに対して不安を感じる人が多いでしょう。

それは当然です。

なぜなら、あなたの周りには自分と似た人生を歩んできた人ばかりだからです。

大学を卒業し、会社に就職し、会社で働き続ける人ばかりが周りにいませんか?

違う道を進んだ人は周りにいないので、どういう未来が待っているか想像がつかない。

未知なもの = 不安なもの なのです。

未知への不安 を解決する方法

自分が選ぼうとしている道を進んでいる人と知り合いになりましょう。

先駆者の話を聞くことで、
将来を「未知なもの」→「具体的にイメージできるもの」に変えて、不安を消すことができます。

今周りにいない人とつながる方法として「twitter」をお勧めします。

twitterというと、ひと昔前はネット世界で生きる人たちのものというイメージでした。

ですが、最近は多様な働き方をしている人が情報交換をしています。

私は、仕事の辛さのはけ口を求めてtwitterを始めました。

次第に、同じように仕事の辛さを感じている人と考えを共有したり、自分が進みたい道の先駆者と連絡を取り相談をすることで、不安を減らすことができています。

退職に対する不安を取り除けたでしょうか?

つづいては、退職に向けてやるべきことを解説していきます。

Step.4 退職を伝える前にやるべきことをやる

退職に向けてやるべきこと

選択する将来によってやるべきことが違います。

3つのケースについて解説します。

ケース1. 転職する
ケース2. 退職してまずは休む
ケース3. 給付金をもらいながら次の準備をする(←私はおすすめ)

ケース1. 転職する

すぐに次の仕事で働く方は、会社を辞める前に転職先を見つけておきましょう。

なぜなら、辞めた後に転職すると「焦って会社を決めてしまう」恐れがあるからです。

会社勤めをしながら、しっかりと「自分が生きやすい会社」かどうか見極めて転職しましょう。

転職に向けては、転職エージェントに登録することから始まります。

おすすめのエージェントを載せておきます。

転職先が決まってから、退職を伝えるようにしましょう。

ケース2. 退職してまずは休む

この場合は、特に準備は必要ありません。

が、まず休みたい、という方はケース3を強く推奨します。

ケース3. 給付金をもらいながら次の準備をする

傷病手当金をもらうためには、会社を辞める前に特定の条件を満たす必要があります。

  1. 1年以上社会保険に加入している
  2. 病気やケガで働けない
  3. 休業した期間で給与の支払いがない
  4. 病気やケガで連続3日以上、会社を休んでいる(土日含む)
  5. 退職日は出勤していない

詳細は分かりにくいので、こちらの記事を参考にしてください。

なお、傷病手当金の受給をサポートしてくれる会社もあります。
退職コンシェルジュ|社会保険給付金サポートの評判・口コミ・サポート内容を徹底調査

Step. 5 退職を伝える

退職を伝える

退職を伝えるうえで、悩むポイントについて解説していきます。

  • 退職を伝えるタイミング
  • 伝える順番
  • 退職理由
  • よくあるトラブル

最後に、想定問答を載せておくので参考にしてください。

では、順に解説していきます。

退職を伝えるタイミング

必ず守るべき条件は「退職日の1~2か月前」だけです。

こまかくは、会社ごとに違うので規則を確認しましょう。

できたら気を付けたいポイントは下記の通りです。

  • 忙しい時期を避ける
  • ボーナスをもらってからにする

理想は仕事が忙しくない時期、業務テーマの変わるタイミングです。

ですが、定常的に忙しいところが多いので、「できたら」で十分です。

タイミングを見計らっていたら、一生辞められません。

関連記事

結論としては、退職を伝えるタイミングは自由でいい。
大事なことは、退職日までの期間があること(最低1か月、理想は2か月)

退職を伝えるベストなタイミングとは?

職場の状況をみて、退職の延期を相談されることもあると思います。

こうしたときは「延長期間が1か月以内」が一つの目安でしょう。

退職後も職場の人と付き合い続けたいかどうかも、延長を受け入れるかの判断基準になります。

また、退職時期を調整できる元気があれば、ボーナスをもらってからがよいでしょう。

伝える順番

直属の上司に最初に伝え、それからは課長→部長と偉い人に伝えていきます。

くれぐれも、直属の上司を飛ばすことのないように注意しましょう。

※直属の上司がパワハラマンだった場合は別です。

退職理由

トラブルになりやすい退職理由と、トラブルになりにくい退職理由があります。

トラブルになりにくい退職理由

会社側からはどうにもできない理由です。

具体的には下記の通り。

  • 他の分野で仕事がしたい
  • 引っ越しが必要になった(会社がない地域)
  • 転職を決めた

これらの理由で退職を伝えれば、会社としては引き止める手段がありません。

NGな退職理由

会社側から改善策を出せる理由です。

  • 仕事が多すぎて働けない
  • パワハラの先輩がいるから
  • 今の仕事が合わない
  • 給料が低い

会社の働き方などの不満は引き止められやすいです。

会社としても、新しい人を採用するにはお金がかかるので辞めさせたくありません。

そのため、仕事量調整や異動の提案が多いようです。

会社側から改善策を提案されると、辞める理由がなくなってしまうので注意が必要です。

よくあるトラブル

退職時のよくあるトラブルをまとめました。

事前に知り、対策しておきましょう。

  • 退職を先延ばしにされる
  • 引き止められ退職する決心が揺らぐ
  • 有給消化できない
  • 転職先に嫌がらせ

退職を先延ばしにされる

会社は常に忙しいので、職場の都合で調整されるケースが多いです。

一つの目安として「1か月以内の先延ばし」と考えておきましょう。

その期間があれば、人の調整は可能です。

それ以上は、あなたの善意が利用されているとしか思えません。

引き止められ退職する決心が揺らぐ

HSPさんは優しい上に、押しに弱いです。

そのため、引き止められると迷ってしまう人も多いでしょう。

しかし、一度退職したいと思った職場は、そう簡単に改善しません。

また、退職を希望したという時点で昇給や、仕事の配分など不利になる場合が多いといわれています。

もしも、引き止めにあったら、その場の流れで判断してはいけません。

一度持ち帰らせてもらい、冷静な気持ちで今一度考えましょう。

有給消化できない

有給消化は、労働者の権利です。

ですが、それが通用しない会社も多いのが現状。

もちろん、強気に出て有給消化を勝ち取ることも可能です。

ですが、辞めるだけでも大きなエネルギーを使います。

そのうえで、有給消化の交渉をするなんて酷すぎる。

メンタルを優先し、安くないお金だけれど目をつぶるのもありです。

転職先に嫌がらせ

信じられない話ですが、実際にあるようです。

転職先を聞かれることがあっても、社名は言わないようにしましょう。

業界を伝える程度がちょうどよいです。

モデルケース

文章で見ていても、退職を伝えるシーンが思い浮かばない人も多いかもしれません。

そこで、モデルケースを作ってみました。

課長、相談したいことがあるのでお時間いいですか?

大丈夫だよ。なんだい?

あ、ちょっと小部屋でもいいですか。

あぁ、じゃあ移動しようか。

実は、会社を辞めたいんです。

え!?なんで??

色々考えたのですが、他の業界でチャレンジしたい仕事がありまして

いや、急に困るよ。うちの忙しい状況だってわかっているでしょ!?

はい、今の状況で辞めるのは本当に申し訳ないとは思うのですが、私なりに今後の人生を考えたうえで、決めたことなんです。

決めたって言われても、、、、
もう次は決まっているの?どんな仕事をしたいの?

まだ次の会社は決まってないです。
やりたいことは決まっていますが、うまくいくかわからないので秘密にさせていただきたいです。

会社決まっていないの!?
君なんかが他の業界にいってもやっていけないよ!

難しいことは承知しています。私の能力が低いことも。
それでも、申し訳ないのですが、悩んだ末に決めたんです。

今の仕事がきつすぎるから?
業務調整しようか?それか異動とか

いえ、今の仕事の問題ではないので。

いつ辞めるつもりなの?

来月末で退職させていただきたいです。

今の仕事のテーマが終わるまでは無理だよ!
半年は待ってくれよ。ほかのメンバーに迷惑をかけるつもりかい?

大変申し訳ないのですが、将来に向けて準備も進めたいので。
来月末でお願いします。

一番重要なのは「会社側ではどうにもできない退職理由」を出すことですね。

いいくるめられそうになったら「もう少し考えさせてください」と言って、作戦を練り直すとよいでしょう。

もしも、トラブルになりそうであったら、退職代行に相談するのも一つの手段です。

\まずは無料LINE相談/

合わせて読みたい

退職代行業者を調査した結果を記事にしています。活用してください。

退職代行は怪しい会社が多い・ネットは退職代行に忖度している情報ばかり|本音で解説します!

退職に伴う公的手続き概要を確認

退職を伝えた後、税金・年金・健康保険・雇用保険など、退職に伴う手続きを調べておきましょう。

業務の引継ぎ・身辺整理

特に、自分ひとりで受け持っていた仕事については丁寧に引継ぎをしましょう。

ただし、メンタルを病んでいるときなどは、すべてを忘れて消える(退職代行が必要ですが)というのも、自分を守る手段です。

【まとめ】HSPが退職を考えたらやるべきこと

まとめです。

  • 本当に退職した方がいいのか
    →退職したい原因と、原因を解消する方法を明らかにして判断する。
  • 退職したあと、どういう選択肢があるのか
    ・転職する
    ・給付金をもらいながら次の準備をする
  • 生きやすい未来を実現する方法
    →仕事のダウンシフト+副業 というストレス少なく収入そこそこの働き方を推奨する
  • 退職に向けてやるべきこと
    ↓以下でおさらい。

今からやるべきこと

選択する将来によってやるべきことが違います。おさらいしておきましょう。

ケース1. 転職する
ケース2. 退職してまずは休む
ケース3. 給付金をもらいながら次の準備をする(←私はおすすめ)

ケース1. 転職する

すぐに次の仕事で働く方は、会社を辞める前に転職先を見つけておきましょう。

なぜなら、辞めた後に転職すると「焦って会社を決めてしまう」恐れがあるからです。

会社勤めをしながら、しっかりと「自分が生きやすい会社」かどうか見極めて転職しましょう。

転職に向けては、転職エージェントに登録することから始まります。

おすすめのエージェントを載せておきます。

転職先が決まってから、退職を伝えるようにしましょう。

ケース2. 退職してまずは休む

この場合は、特に準備は必要ありません。

が、まず休みたい、という方はケース3を強く推奨します。

ケース3. 給付金をもらいながら次の準備をする

傷病手当金をもらうためには、会社を辞める前に特定の条件を満たす必要があります。

  1. 1年以上社会保険に加入している
  2. 病気やケガで働けない
  3. 休業した期間で給与の支払いがない
  4. 病気やケガで連続3日以上、会社を休んでいる(土日含む)
  5. 退職日は出勤していない

詳細は分かりにくいので、こちらの記事を参考にしてください。

なお、傷病手当金の受給をサポートしてくれる会社もあります。
退職コンシェルジュ|社会保険給付金サポートの評判・口コミ・サポート内容を徹底調査

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著者

こんにちは、ねこまるです。
強度HSPで、2021年6月に適応障害になり休職中です。10年以上、化学メーカーでサラリーマンをしてきた経験を活かして、仕事が辛いHSPさんの悩みを解決する記事を書いています。ブログのコンセプトは「精神論やきれいごとで状況は変わらない。具体的に行動に移せる解決法を提案する」こと。

皆さんの人生のつらさを減らせるように、心を込めて記事を書いていきます。

本ブログの引用に許可はいりません。ただしこのページにリンクを張っていただきますようお願いします。

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