HSPの私に合った仕事って結局どれ?
どの仕事も、人間関係や責任の重さでくじけそうだよ。
こんな悩みを解決します。
この記事を読むと下記が分かります。
- HSPの適職とはそもそもなにか?
- HSPが働きやすい条件
- HSPの適職
HSPとは「Highly Sensitive Person」の略語で「感受性が強く敏感な気質の人」という意味を持ち、
生まれながらの先天的な気質です。
HSPの人は、例えば以下の特徴があります。
- 外部からの刺激に敏感
- 物事を深く考える
- マルチタスクが苦手
- 周りの人の機嫌が悪いと気疲れする
HSPは社会に出て生きづらい気質であると私は考えています。
HSPの適職について、インターネットで数多くの記事が出ています。
みんなが、HSPが生きやすい働き方は何なのか探している、
というのが現状なのでしょう。
大手企業休職をきっかけに、新しい働き方にチャレンジしているHSPの私が、心を込めて解説します。
もしも、今の仕事が辛すぎて会社を辞めることも考えているなら、こちらの記事を読んでおいてください。
会社を辞める前に知るべき給付金の話-日本人の47%しか知らない制度-
結論|HSPの現実的な適職
先に結論をお伝えします。
- HSPさんには「派遣社員 + 副業」 という働き方が適職
- 仕事ストレスの少ない派遣社員を収益の柱として、収入の不足分を副業で補填する
- 派遣社員、副業共にスキルが高くなくてもチャレンジできる
では、解説していきます。
HSPの適職とはそもそもなにか
私が考えるHSPの適職とは「ストレスが少ない状態でお金をそこそこ得られる仕事」だと考えています。
もちろん、自分の能力を発揮できるなども重要かもしれません。
しかし今の社会で生きづらいHSPさんは「職場で受けるストレスの大きさ」を重視すべきです。
最近メディアはHSPを取り上げ、HSPにもいいところがありますと発信されています。
確かに、いいところはたくさんあります。
私はHSPですし、同じHSPの人は一緒にいて落ち着くし大好きです。
でも、会社で求められている適性と、HSPの特性にズレがあるのは紛れもない事実。
人生の喜びを仕事に見出すことも選択肢ですが、HSPにとって仕事はお金を得る手段。
喜びはプライベートで見つけることが最適解だと考えています。
以上のことから、 HSPの適職とは、ストレスが少ない状態でお金をそこそこ得られる仕事だと考えます。
HSPを活かせる仕事が働きやすいとは限らない
誤解を生みやすい部分なので、先に説明します。
HSPが向いていると紹介される仕事の中に「HSPを活かせる」ことだけに注目し、
「働きやすさ」を考慮していないものがあります。
例えば看護師や保育士です。
HSPの共感力は間違いなく強みになります。
ですが下記の特徴があり、HSPと相性の悪い点が多いので苦労する職業です。
- 人との密な接触
- 膨大な仕事量
- 突発的な変化が多い
- 狭い世界のため暴君が多い
では、HSPにとって働きやすい仕事は何なのか解説していきます。
HSPにとって働きやすい条件とは
結論としては、「 派遣社員+副業」という働き方を提案します。
この提案に至った背景を解説していきます。
この記事では、仕事ストレスを下記の掛け算で示します。
「仕事ストレス」= 自分 × 他人 × 他人との接触 × 業務責任
このうち、変えるべきは「他人との接触」「業務責任」の2点と考えています。
「自分」
有名な心理学の言葉をご存じでしょうか?
「 過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。」
引用元:名言シリーズ(7) 他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる | 小笠原裕事務所
エリック・バーン 1910-1970
まぁそうかな、と思います。
ですが、自分を変えるってなかなか難しいんです。
私は会社でポンコツだったのですが、勤続10年以上自分を変えるために努力し続けてきました。
ところが、10年以上たっても同じようなことを延々指摘されます。
(先を見通せていない、優先順位のつけ方、仕事の効率性など)
「自分の限界を決めてはいけない、努力すればなんでもできる」そう思わなければならない!というのが日本の文化。
ですが、人それぞれ能力や成長速度に差があるし、どんなに頑張ってもできないことはある、と認めてもいいと思います。
だから、自分を変えることを第一選択にしなくていいと考えています。
「他人」
どこの会社にいっても威圧的な人はいます。
そして、他人のことを変えることはできません。あきらめましょう。
どうしても他人に変わってほしい!と思う気持ちもよくわかります、
私も昔はそうでした。
そんな方には「アドラー心理学」の本を読むことをおすすめします。
自分の考え方を変える助けになるはずです。
アドラー心理学の入門書としてこちらがお薦めです。
このブログもアドラー心理学の考え方にかなり影響を受けています。
「他人との接触」
仕事でのストレスのほとんどは人間関係に起因します。
なので、他人との接触が少ない仕事を選ぶことが重要です。
人間関係が最高の職場は、ほとんどありません。
あったとしても少数であったり期間限定です。
今までの人生を振り返ってみてください。
学校、アルバイト、職場の集団の中での好き嫌いや、過度な叱責、全くないところはありましたか?
育った環境や考え方、性格が違う人たちが集まっているのですから、人間関係が悪くなるのは当たり前なのです。
なので「他人との接触そのもの」を少なくすることが重要です。
「業務責任」
業務責任を減らすことで、周りからのプレッシャー、
他人との接触量・接触の密度を下げることができるので有効です。
業務責任を調整するうえで悩ましいのが、年次が上がるといやでも責任のある仕事をやらされるという点です。
基本的に会社は、いつまでも同じ役職にとどめてくれません。
責任のある仕事をやるようになると、仕事の範囲・量、そして関わる人数も増えます。
これは、人との接点が少ないと言われれるweb業界の仕事でも共通でしょう。
それに伴い、周囲からのプレッシャーや関連者との摩擦が増加し、ストレスが増えてしまいます。
そこで、私は「派遣社員+副業」という選択を提案します。
HSPの現実的な適職として「派遣社員+副業」を勧める理由
仕事ストレスの少ない派遣社員を収益の柱として、収入の不足分を副業で補います。
これにより、ストレスが少ない状態でお金をそこそこ得られます。
派遣社員のメリット
派遣社員は下記のメリットがあるので、仕事ストレスを減らすことができますし、
特別なスキルがなくてもチャレンジできます。
- 責任が少ない
- 時間で仕事を区切れる
- 職場を変えやすい
- 人との関わりの深さを選べる
- 困りごとは派遣会社に相談できる
- 未経験でも働ける
仕事はお金をもらう手段だと割り切ってドライにという方もいらっしゃいます。
ですが、正社員でドライに行くのは難しいです。
むしろドライで仕事をできるのは、鋼のメンタルを持つ人に限ります。
責任を減らし、人間関係の深さを調整できる派遣社員という働き方は、HSPさんにとって働きやすい形です。
派遣社員のデメリットと副業による補填
派遣社員は給与が低いなどのデメリットがあります。
- 雇用が不安定
- 給与水準が低い
- 福利厚生が少ない
私は奥さんが働いているものの、小さな子供(幼稚園生2人)がいます。
今後の教育資金などを考えると、派遣社員でやっていけないことはないですが金銭的に厳しいです。
そこで、副業です。
副業といっても、いろいろな副業があります。
やってはいけないブラックな副業
- ねずみ講
- 詐欺
グレーゾーンの副業
- 価値のない情報商材
- マスクの転売
こうした副業ではなく、まともな副業のことを示しています。
近年、教育系youtubeなどの普及によって、初心者でも簡単に副業にチャレンジできるようになってきています。
取り組みやすい副業例を以下に示します。
- ブログ
- Webライティング
- Webデザイン
- 心理カウンセラー
- ハンドメイド
- 動画編集
- ブログ
- youtuber
- プログラミング
- 投資
情報は山ほどありますので、月5万円程度(年60万)はコツコツ努力すれば未経験者でもたどり着けると言われています。
「派遣社員 + 副業」の選択のよいところは、
副業が仮にうまくいかなかった場合でも、派遣社員で働けば何とか生きていけることです。
子供がいる場合はつつましい生活になるかもしれませんが、奨学金などの国の支援制度を活用すれば何とかやっていけると考えています。
HSPさんにおすすめする副業について、具体的な案と始め方をまとめました。
派遣社員 + 副業 のデメリット
正社員として働き続けることに比べて、下記のデメリットがあります。
- 世間体がいまいち
- 給与が低くなる
- パートナーの方が稼ぎが多くなる
これらは、どうにも変えがたい事実なので受け止めるしかありませんが、
10年経てばよくある働き方になると考えています。
ひと昔前は、パソコン一つでフリーランス など考えもつかなかったと思いますが、徐々に広がってきています。
お金を稼ぐための知識も、これまでは学校に行くか会社に行くしか方法がありませんでした。
しかし今は、情報があふれていて個人で稼ぐ力を身につけられる時代です。
こうした状況からすると、2つの仕事を掛け持ちし、プライベートも充実させるという働き方が今後広がると思いせんか?
「正社員」から「派遣社員+副業」への移行方法
移行のstepとしては下記の通りです。
正社員で働きながら副業を育て、副業が育ってきたら(月5万円程度)、派遣社員へ移行するのが理想です。
また、副業がさらに軌道に乗ってきた場合、フリーランスになるというのも選択肢の一つだと思います。
フリーランスについてはHSPに向いていると言われていますが、デメリットも多いので気になる方はこちらの記事を参考にしてください。
→HSPはフリーランスを目指すべき?-徹底的にメリット・デメリット洗い出しました-
ただし、私は正社員で心身共にギリギリの状態で働いていたので、副業をやる余裕はありませんでした。
結局、メンタルを壊して休職の時間を利用して副業を育てている状況です。
下記記事に「正社員」から「派遣社員+副業」への移行方法について、まとめていますので活用してください。
まとめ-HSPの現実的な適職とは?-
- HSPさんには派遣社員 + 副業 という働き方を推奨する。
- 仕事ストレスの少ない派遣社員を収益の柱として、収入の不足分を副業で補填する。
- 派遣社員、副業共にスキルが高くなくてもチャレンジできる。
現在、休職という状況で次の働き方の準備をしています。
仕事に忙殺されていたころと比べて、とても充実した日々を送ることができています。
子供と向き合えている。子供を素直にかわいいと思える。
楽しいことを楽しいと思えている。とても幸せなことです。
これまでは、会社のための人生を歩んでいました。
これからは、自分と家族みんなの幸せのために、次の人生にチャレンジしていきたいと思っています。
下記記事には、働き方を変えるための具体的な手順を解説しています。何から手をつけたらいいのか分からない、という方におすすめです。
すぐに副業にチャレンジしてみたいよ、という方はこちらを活用ください。
HSPさんにおすすめする副業について、具体的な案と始め方をまとめました。