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「適応障害」って何?

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適応障害ってたまに聞くけどなに?
うつ病とは違うの?

こんな疑問にお答えします。

この記事を読むと、「適応障害とは・うつ病との違い・適応障害の人がいたらやるべきこと・自分が適応障害かもと思ったらやるべきこと」がわかります。

最近、女優の深田恭子さん(深キョン)が適応障害で休養に入ったことで、病名を聞く機会が増えたのではないでしょうか。診断を受けた私が言うのもなんですが、適応障害ってなに?と思い、先生から聞いた話をまとめました。

仕事ストレスが辛すぎて、適応障害になった私が解説します。

目次

記事で伝えたいこと

まとめ

先に結論をお伝えします。

  • ざっくり言えば「うつ病の一歩手前」
  • 過剰なストレスを長期間受けることで、自律神経が乱れ発症する
  • 原因が明確(仕事ストレスなど)な場合は適応障害、原因不明の場合はうつ病
  • 同僚が適応障害で休職したら、連絡せずにそっとしてあげるべし
  • 自分が適応障害かもと思ったら心療内科に行くのがおすすめ

適応障害とはなにか

「うつ病の一歩手前」という表現がわかりやすいと思います。

過剰なストレスを長期間受けることで自律神経が乱れ発症します。下記3つの条件がそろうと適応障害の可能性が高いです。

  1. はっきりとした原因がある
  2. 抑うつ状態(元気がないこと)や不安状態、あるいは攻撃的な行動などがある
  3. 症状が通常よりも著しく強く出ている

具体例として、私のケースを紹介します。

  • はっきりとした原因がある

原因は会社での精神的な圧力でした。

会社の鬼軍曹タイプの人に狙われやすく、日々叱咤激励(ソフトパワハラと勝手に呼んでいます)を受け定常的に負荷がかかっていました。そこに、身に余る昇格が加わり責任や周囲からの圧力が加速度的に強くなりました。これらの状況変化に伴って、心の状態が悪くなりました。

適応障害という名前の通り、環境の変化によって発症するケースが多いです。

  • 抑うつ状態(元気がないこと)や不安状態、あるいは攻撃的な行動などがある

特に午前中元気が出なかったです。そのため、午前中は家でも会社でも自分から話すことはありませんでした。

また、いつでもどこでも仕事のことを考えて不安な状態でした。さらに、会社に向かっているとき、会社にいるときには不安で動悸があったんです。

私は穏やかな性格なのですが、家でイライラして家族に当たりがちになっていました。そのまま働きつづけず休職し良かったと思っています。

  • 症状が通常よりも著しく強く出ている

私のケースでは、心がいつも以上に傷つきやすくなりました。例えば、今までだったら気にならなかったちょっとした仕事の指摘で気持ちが落ち込む。心を守っていた皮がはがれて、お肉がむき出して生きているようでした。風が吹くだけでも痛い的な。。。

常運転の仕事をしているだけでも苦痛の機会・強度が上がるので、働き続けることが難しくなってきます。私は、ここで、「あれ、このまま働きづつけるの無理じゃね??何とか抜け出す策を考えなきゃ」と気づき、心療内科を受診し、休職に至ります。

逆に、恋人が浮気をしたうえ、自分のことをぼろくそに言われて別れたら、泣きますよね。こうした強いストレス→強い反応 の場合は該当しません(なお、これは経験談ではありません)。

うつ病との違い

原因が明確(仕事ストレスなど)な場合は適応障害、原因不明の場合はうつ病です。

適応障害はストレスから離れることで症状が緩和していきます。ただし、適応障害として判断された場合でも、経過観察の結果うつ病と再診断されることも多く、適応障害はうつ病の予備軍と言われています。

周りに適応障害とおぼしき人がいたら何ができる?

状況によってやるべきことが変わります。

  • 職場で働いている:陰ながらフォロー(仕事量を調整する、声掛けetc)
  • 休職している:一切連絡しない

それぞれ解説します。

  • 職場で働いている場合

少しでも精神的に支えてあげることしかできません。具体的には、仕事量を調整したり、元気がなさそうな時は優しく声掛けをしましょう。

病院を勧めたくなるかもしれませんが、それは同じくメンタル疾患気味の人だけができることです。元気な人に病院を勧められると、自分はそこまで無能なのか・・・とネガティブにとらえてしまう可能性がありますし、病院に行く決心がつかないと思います。

一方で、メンタル疾患気味の人であれば、適応障害の心の状態を理解できますし同じ目線からのアドバイスができます。実際私は、メンタル疾患気味の同僚(心療内科に行って、薬を飲みながら働いている強者)から、声をかけてもらい、相談や病院に行くことをお勧めしてもらいました。

  • 休職している場合

一切連絡しないであげてください。

私も休職に入ったあと、心配した同僚からメールが届きました。心配してくれてのことだと理解はしていますし、仲のよい同僚からでしたが、それでもつらかったです。

ストレスの原因である会社と関連する接点自体が、つらいです。心療内科の先生に伝えたところ、みんな同じことを言っているとのことなので、一般論なのでしょう。

ぜひ、相手のことをとても大事に思っているならば、連絡を我慢してください。お願いします。

自分が適応障害かもと思ったらやるべきこと

下記いずれか1つ該当した場合、心療内科を受診すべきと考えています。

  • 心療内科に行った方がいいのかな?どうしようかな?と思ったとき
  • 自分の今の状況をプロに判断してもらいたいとき
  • いままでとストレスに対する反応が変わったとき
  • 今の状態が改善する見通しがないとき
  • (補足):気持ちの波に惑わされずに、落ちているときを基準にするべき

こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

まとめ:「適応障害」って何?

  • ざっくり言えば「うつ病の一歩手前」
  • 過剰なストレスを長期間受けることで、自律神経が乱れ発症する
  • 原因が明確(仕事ストレスなど)な場合は適応障害、原因不明の場合はうつ病
  • 同僚が適応障害で休職したら、連絡せずにそっとしてあげるべし
  • 自分が適応障害かもと思ったら心療内科に行くのがおすすめ

適応障害について、論文を読んでみたり、いろいろ検索もしましたが、インフルエンザなどの風邪と違って、なんとなーく曖昧なことが多いですね。メンタル疾患について、世の中の理解が深まらない一因になっている気がします。

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著者

こんにちは、ねこまるです。
強度HSPで、2021年6月に適応障害になり休職中です。10年以上、化学メーカーでサラリーマンをしてきた経験を活かして、仕事が辛いHSPさんの悩みを解決する記事を書いています。ブログのコンセプトは「精神論やきれいごとで状況は変わらない。具体的に行動に移せる解決法を提案する」こと。

皆さんの人生のつらさを減らせるように、心を込めて記事を書いていきます。

本ブログの引用に許可はいりません。ただしこのページにリンクを張っていただきますようお願いします。

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